へなちょこブログ

ここは俺の日記帳

四畳半の旅の終わり

つい先程、森見登美彦の『四畳半神話大系』を読み終わった。

 

この本は私がまだ大学へ入学する前、ある知人から大学生になる前に読んでおいたほうが良いと勧められ購入したものである。

 

それから月日が流れること三年と数ヶ月。気がつけば私はこの本の主人公である「私」と同じ冴えない大学三回生となっていた。

 

なぜこれほどまでに間が空いてしまったのかというと、普段あまり活字を読まない生活を送っていた為、殊更に本を読む行為に時間を割くのをなんとなく後回しにしてしまっていたからだ。

 

決して本の内容がつまらないからではない。寧ろとても愉快で面白かった。

 

それだけの面白さを持ってしても私の生臭な心は本を読むという知的な行為を良しとしなかった。

 

そんな私がなぜ今になって思い出したかのように再び本を開いたのか。それは携帯が通信制限に引っかかって移動中の暇を潰せなくなったからという些細な理由だった。

 

こうして私の三年と数ヶ月に渡る四畳半を巡る旅は終わりを迎えた。

 

巻末の解説にも書かれていたことだが、本書に登場する樋口師匠の「我々の存在を規定するのは、我々の持つ可能性ではなく、我々が持つ不可能性である」というセリフは名言だと思う。

 

人間なろうと思えば何にでもなれるというのは欺瞞であって、可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。

 

ついつい有り得べき自分の可能性は宇宙のように無限に広がっていると夢想しちだが、それはある限られた一定の範囲内の話である。

 

背伸びして偉ぶった文章を書くのも辛くなってきたのでこの辺で終わらせようと思う。

 

とにかく何が言いたかったのかというと、「四畳半神話大系」はとても面白かったと言うことだ。

 

これを期に買ったきり読まずに積んである他の本も少しずつ読んでいこう。

 

それではまた。